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漢方医学と個別化医療の融合~最新科学が明かすメカニズムと臨床での新たな展開~
  • 2026/10/04 (日) 9:50-12:50
  • 2,600円

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    講演
     漢方医学と個別化医療の融合 ~最新科学が明かすメカニズムと臨床での新たな展開~

     

     漢方医学は、西洋医学的には単一の原因による疾患であっても個別の生体反応に応じて治療を行う日本独自の「個別化医療(Precision Medicine)」です。近年、その経験則の裏にある科学的根拠が、次々と解明されつつあります。本講座では、漢方の基礎から最新の臨床研究までを体系的に解説し、薬局・薬剤師の皆様が明日からの業務で自信を持って漢方を活用できるような知見を共有します。               

     

    【第1部:最新科学が解き明かす漢方のメカニズム】                                       

      「漢方はなぜ効くのか?」という疑問に対し、近年のサイエンスが明らかにしたメカニズムを紹介します。漢方薬(大建中湯等)が腸内環境を整える「プレバイオティクス」としての作用や、麻黄湯などがアラキドン酸カスケードを調整して過剰な炎症を抑える「生体防御システムの制御」など、現代医学的な視点で解説します。さらに、演者らの最新研究成果である「腸内細菌叢と『証』の関連」「『冷え症』の遺伝学的背景(GWAS解析)」などのトピックを交え、漢方研究の最前線を紹介します。                                       

    【第2部:現場で活きる臨床実践と服薬指導】                                       

       後半は、臨床現場での実践にフォーカスします。高齢化社会でニーズの高まる「がん支持療法(副作用軽減)」や「フレイル対策」における漢方のエビデンス(六君子湯、大建中湯、人参養栄湯など)を解説します。また、西洋医学的治療と漢方をどう組み合わせるかについて、臨床医が用いている「安井分類」などの整理法を紹介し、統合医療の視点を共有します。さらに、OTCや店頭で役立つ「証(体質)」の見極め方について、我々が進めている「AIを用いた漢方診断支援」の成果をご紹介した上で、甘草による偽アルドステロン症などの副作用リスクを回避するための服薬指導のポイントも、代謝メカニズムの個人差という最新知見を交えて具体的に提示します。

     

    【学習到達目標

    (1)基礎・理論: 漢方医学が「個別化医療」であることを、現代医学的メカニズム(腸内細菌、脂質メディエーター  

        等)の視点から説明できる。

    (2)発展・トレンド: 漢方研究の最新トレンド(冷えの遺伝学、AI診断、抗肥満作用の機序など)を概説できる。

        実践・応用: がんや高齢者医療において、エビデンスに基づいた漢方薬の活用と、適切な副作用マネジメント

      (服薬指導)ができる。

     

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    吉野 鉄大先生 略歴

     吉野 鉄大(慶應義塾大学 医学部 漢方医学センター 特任講師)

     

    <略歴>

    2008年  慶應義塾大学医学部卒業、慶應義塾大学病院初期臨床研修医

    2010年  慶應義塾大学医学部漢方医学センター後期臨床研修医、慶應義塾大学病院内科

    2014年  慶應義塾大学医学部漢方医学センター助教

    2016年  博士(医学)慶應義塾大学取得、マンチェスター大学HeLC短期留学

    2017年  オレゴン州立大学薬学部・ライナスポーリング研究所訪問研究員

    2018年  慶應義塾大学医学部漢方医学センター特任講師

     

    <認定資格>

    日本内科学会認定内科医

    総合内科専門医・指導医

    日本東洋医学会漢方専門医・指導医

    日本漢方生薬ソムリエ協会 生薬ソムリエ(初級)

    医学教育フェロー

    統計検定2級

    知的財産管理技能士3級

    JSA認定ワインエキスパート

     

    <所属学会・委員等>

    日本内科学会・米国内科学会(日本支部Public Relations Committeeアドバイザー)

    日本東洋医学会(代議員、参事、研究推進委員会委員長等)

    和漢医薬学会(若手研究者の会世話人)

    国際代替医療研究会(ISCMR;研究アドバイザー)

    米国統合医療大学コンソーシアム(ACIMH;公式雑誌編集者)

     

    国際日本漢方学会(ISJKM)

     

    <受賞歴>

    2014年 第38回「漢方研究」イスクラ奨励賞

    2019年 慶應義塾大学医学部 ベストティーチャーアワード(4年生)

    2024年   慶應義塾大学医学部 ベストティーチャーアワード(4年生)

    2021年 American college of physician Japan chapter academic award

    2024年 日本東洋医学会奨励賞

    2024年 American college of physician Global physician Scholar

    2025年 和漢医薬学会次世代を担う若手研究者の会振興賞

     

    <主要著書>

    ・山田悠史(監)『老年医学のトビラ- 何となくではなく そろそろちゃんと勉強したい皆さん 5Mでひらく高齢者診療へようこそ』MEDSi、2025年(分担執筆:第6章 高齢者の漢方薬)

    ・筒泉貴彦, 山田悠史, 小坂鎮太郎 (編)『総合内科病棟マニュアルB 病棟業務の基礎』MEDSi、2021年(分担執筆:漢方の活用方法と副作用)

     

    ・香坂俊 (監), 吉野鉄大, 宇野俊介 (編)『みんなで解決!病棟のギモン 研修医のリアルな質問に答えます』羊土社、2020年

     

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    単位・備考

    2単位(G04 慶應義塾大学薬学部)

     

    単位発行可否は、受講ログおよび学習到達目標達成状況確認(レポート200字程度を予定)にて判断します。

    受講確認は、運営側が記録する参加・退出ログにもとづき行います。

     

     

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