
- 2025/08/31 (日) 9:50-12:50
- 2,600円
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前半講演
米国と日本における薬剤師のタスクの違いについてアメリカ医療の変遷に伴い、アメリカ薬剤師の職能や労働環境はここ数年で激変した。特に薬剤師のワクチンクリニック運営、抗コロナ薬であるPaxlovidやオピオイド中毒拮抗薬であるNaloxoneの薬局薬剤師による処方が挙げられる。さらに、外来クリニックでは、Collaborative Practice Agreementに基づく抗凝固薬治療管理や慢性疾患薬管理が行われている。入院患者に対する薬剤管理指導では、Transitions of Careや外来薬剤師と入院薬剤師の連携による包括的な医療参画が重要である。今回の講演では、日本とアメリカ両国で薬学部を卒業した演者の視点から、臨床薬剤師のタスクを比較して発表する。
【学習到達目標】
(1)アメリカ薬剤師の職能について理解する。
(2)入院患者に対するアメリカ薬剤師の関与について理解する。
(3)外来患者に対するアメリカ薬剤師の関与について理解する。
城戸 和彦先生 略歴
城戸 和彦(ウエストバージニア大学 薬学部 臨床薬学部門 臨床准教授)
<略歴>
■学歴
2003年4月1日 共立薬科大学薬学部入学
2007年3月31日 共立薬科大学薬学部卒業
2007年4月1日 慶應義塾大学大学院修士課程入学
2009年3月31日 慶應義塾大学大学院修士課程修了
2009年8月24日 アイオワ大学薬学部入学
2013年5月7日 アイオワ大学薬学部卒業
2021年7月30日 北里大学大学院薬学研究科博士号取得(論文)
■職歴
2013年7月1日 ケンタッキー大学病院レジデンシープログラム入局
2015年6月30日 ケンタッキー大学病院レジデンシープログラム修了
2015年8月3日 サウスダコダ大学薬学部 入職 助教授
2019年6月28日 サウスダコダ大学薬学部 退職
2019年7月22日 ウエストバージニア大学薬学部 入職 臨床助教授
2022年7月 ウエストバージニア大学薬学部 臨床准教授
後半講演
疑問にお答えしますー和漢診療の専門医はどのように処方を決めているのかよく聞かれる疑問は表題の内容ですが、和漢診療の専門医は「証」を使って処方を決めます(随証治療)。証というと、難しく思われますが、単に「現在の患者さんの状態」(患者の証)ということです。患者の証に合う処を決めるほうが、難しいのです。しかし、その処方を決める方法がAIが活用されだしている現在、AIにより決めることができる時代がもうすぐ来ています。なるべく、証のことが初心者にもわかるようにお話ししたいと思います。次に多い疑問は、処方と合わせて行う生活習慣の指導です。当然、処方だけでなく生活習慣の改善指導もした方がより有効性は上がります。なるべく科学的視点に立ってそのポイントを紹介します。時間があれば最近の話題もご紹介する予定です。
【学習到達目標】
(1)随証治療が理解できる。
(2)漢方薬の服薬指導時に(薬剤師に期待される)生活習慣の指導を理解する。
並木 隆雄先生 略歴
並木 隆雄(国際医療福祉大学成田病院 予防医学センター 病院教授)<略歴>
1985年 千葉大学医学部卒業
1998年 帝京大学附属市原病院心臓血管センター助手
1999年 帝京大学附属市原病院心臓血管センター講師
2002年 千葉県立東金病院内科部長
2005年 千葉大学大学院医学研究院先端和漢診療学客員助教授
2010年 千葉大学大学院医学研究院和漢診療学准教授
2011年 千葉大学医学部附属病院和漢診療科 科長
2012年 千葉大学医学部附属病院和漢診療科診療教授
2019年 日本東洋医学会 副会長(‐2021)
2023年 千葉大学真菌医学研究センター特任教授
2023年 国際医療福祉大学成田病院予防医学センター 病院教授
<所属学会・委員等>
日本東洋医学会認定漢方専門医・指導医・理事
和漢医薬学会理事
日本循環器学会専門医
日本内科学会総合内科専門医
不整脈学会専門医
<受賞歴>
2013年 日本東洋医学会学術賞
<参考サイト>
漢方アカデミア https://vu-kampo.jp/
単位・備考
2単位(G04 慶應義塾大学薬学部)
単位発行可否は、受講ログおよび学習到達目標達成状況確認(レポート200字程度を予定)にて判断します。
受講確認は、運営側が記録する参加・退出ログにもとづき行います。
- [公開講座の種類] Web開催